ロベルト・シャッド(1953年、ラーヴェンスブルク生まれ)によるこのインスタレーションは、当時のSparkasse Hannoverから、同銀行本社の公共スペースの空間デザインとして依頼を受けて制作されたものである。大量の鋼材が使用されているにもかかわらず、この作品はダイナミックで、ほとんど有機的な印象を与える。 隣接するエーギディエントール広場(8参照)のインスタレーションが可動要素を通じて風を体感させるのに対し、シャッドは静的な要素を用いて風というテーマを表現することに成功している。オブジェの軽やかさと一見動きがあるかのような印象から、シャッドがメディア作品においてダンスや振り付けの要素を取り入れていることは驚くに値しない。 この作品は、建物の通り抜け空間であり、同時に静かな中心でもあるその場所で、動きのための枠組みを設け、それによって建築の透明性を際立たせている。開放感にあふれながらも、このインスタレーションはその設置場所を完全に埋め尽くし、外部からの視点や全体像を捉えることを許さず、鑑賞者をその中心へと引き込む。この作品はSparkasse Hannoverの所有物である。「設置場所:エーギディエントール広場(Sparkasse Hannoverの中庭内)」